有名予備校に在籍する有名講師【英語編】
医師になるなら英語力は必須と考えるべきだ。入試で出題されるのはもちろん、進学後も海外の書籍・論文を読み漁る際に英語力が求められる。
最低でも高卒レベルの英語はマスターしておくべきだが、苦手な人は予備校で教えてもらうのも良い。教え方が上手な有名講師の授業を受ければ、入試に必要な英語力が身に付くだろう。
宮崎尊
宮崎尊先生は東進ハイスクールに在籍する英語講師だ。師は主に英作文の指導が評判で、これまでに多数の生徒を難関校合格へ導いてきた実績がある。東進に数いる講師の中でもベテラン中のベテランであり、師の名前を知っている人も決して少なくない。海外書籍の翻訳に携わった経験も豊富にある。
英作文と聞くと拒絶反応が出る人もいるだろう。だが、師の教え方は素晴らしいの一言に尽きる。英文は多数の単語から成り立っているが、師は英文を単語単位で捉えるのではなく、文章の塊と捉えるよう指導していくのだ。そして英文の流れや仕組みを理解し、スラスラ書けるようになるのである。基礎から応用まで、一通り身に付けることができるだろう。この教え方が合わない人も当然いるが、大半の生徒は目からウロコが落ちる。
また、翻訳家としても活動しているため、英語の細かいニュアンスの違いや文法の使い分け方なども教えてくれる。表現のバリエーションを増やしたい人、語彙力を高めたい人は、一度師の特別講習を受けてみてはいかがだろうか。
もし授業や特別講習を受けるのが難しいなら、師が携わった参考書を手に取ってみると良い。これまでに数々の参考書を執筆している。中には90年代に発刊された古い参考書もあるが、今でも十分通じる内容だ。古本屋で探してみるのも良いだろう。
大島保彦
次に紹介するのが大島保彦先生だ。師は駿台予備校在籍だが、東大進学塾エミール校にも出講している。ちなみに名前をご存じの人も少なくないだろう。予備校講師として教鞭を執る傍ら、翻訳家としても精力的に活動されている。雑誌などメディアに登場したこともあるため、駿台予備校講師の中では最も知名度が高いかもしれない。
師の授業は主にトークで成り立っている。講義時間の半分程度が雑談で占めている、といっても過言ではないくらいだ。ジャンルも化学から哲学まで多岐に渡るが、その内容は役立つものばかりだ。師がこのような授業スタイルを取る理由は、少しでも授業に興味を持ってもらいたいからである。
英語の授業は基本的につまらない。だが、その中で数分でも有意義な時間があれば、また授業を受けたいという気持ちが湧いてくるだろう。師の授業スタイルは、つまらない英語授業を面白くするためのものなのだ。英語が嫌いな人でも、師の授業なら楽しく聞けるだろう。師は参考書も多数出版しているので、そちらを一度見てみるのもおすすめだ。
安河内哲也
安河内哲也先生は東進予備校に在籍する英語講師だ。師は少年時代から様々な海外の映画に触れ、英語を学んでいったそうである。東進には数多くの英語講師が在籍しているが、師はカリスマ的存在として生徒から支持されている。
特に学年・年齢を問わずに支持されていることが他の講師との違いだ。師の授業を受けると、英語が楽しくてたまらなくなるだろう。音読を推奨する授業スタイルを取っており、声に出して読むことで本物の英語力が身に付くのだ。時折企業へ出向して英語を教えていることから、師の実力が伺い知れる。
また、師が携わった参考書数は非常に多い。特に有名なものは「名人の授業シリーズ」と「レベル別問題集シリーズ」だ。この2シリーズだけでも10以上の参考書が発刊されている。他にも非常に多くの書籍に携わっているため、書店でも入手しやすいだろう。特に英語を基礎から身に付けたい人には、師の参考書をおすすめしたい。
今井宏
最後に紹介するのが今井宏先生だ。師は東進予備校に在籍しているが、以前は代々木ゼミナールなど他の予備校で教鞭を執っていた。その前は広告代理店で働いていたというから、経歴は少し変わっているかもしれない。だが、テレビや雑誌、CMなどに出演したこともあるため、英語講師の中では圧倒的な知名度を持つ。
師の授業スタイルは一見オーソドックスだが、軽快なトークも交えるために飽きることがない。授業中の説明もどこか面白く、英語を楽しくする仕掛けが至るところにある。英語が嫌いな人も、師の授業を受ければ考え方が変わるだろう。
それから、他の科目の有名予備校に所属する数学講師についても確認しておくといいだろう。