模試でも有名!医学部受験における河合塾の特色

医学部受験における河合塾の特色

河合塾は古くからある大手予備校の1つである。名前をご存知の人も多いだろうが、医学部入試にも強いのが特徴だ。一般的な予備校は、医学部志望者向けに何らかのコースを設けている。しかし、河合塾は医学部予備校と同じように、医学部専門の校舎を構えているのだ。医進館と呼ばれており、テキストやカリキュラムが医学部に特化している。校舎の場所は限られるが、医学部を目指すなら検討しても良いといえる。

また、毎年非常に多くの合格者を輩出している。国立はもちろん、私立医学部の合格者も多いのが特徴だ。チューターや経験豊富な講師らのサポートも受けられるし、費用も医学部予備校よりは安く済む。金銭負担を抑えたい人には河合塾が最適だろう。

河合塾の特色

河合塾といえば模試を浮かべる人もいるのではないだろうか。全統模試と呼ばれており、数ある模試の中では非常に古い歴史を持つ。ラインナップが非常に豊富で、志望校に合わせてチョイスできるのが強みだ。なお、河合塾の講師は小論文の菅孝行先生や英語の里中哲彦先生らが有名である。

模試だけでなく、コースも豊富に用意されている。学年はもちろんだが、学力や目的によって細分化されており、自分に適したコースを選ぶことが可能だ。柔軟なカリキュラム設計ができる点は大手の河合塾ならではだろう。

河合塾の評判

医学部受験にも強いのが魅力の河合塾だが、実際の評判が気にならないだろうか?以下はネットで見つけた生徒の口コミだ。良い評判と悪い評判に分け、それぞれ5つずつピックアップしている。

まず良い評判を見ていこう。

良い評判

  • 苦手だった科目を伸ばすことができた。講師のレベルはかなり高いように思える。
  • カリキュラムが少しハードだった分、授業を受け続けることで学力の向上が感じられた。
  • テキストの質が高い。他の参考書を買うほどでも無いくらい。カリキュラムの質も良い。
  • 分野ごとにテキストが分かれていて使いやすかった。
  • 医学部入試に特化したテキストがあるし、自分のレベルに合った授業を受けられた。

全体を俯瞰してみると、テキストや講師の質など、カリキュラム・教育水準に関しての評判が良いようだ。ハードに感じる人もいたようだが、学力がアップするなら気にならないのだろう。質を重視する人には河合塾が適していると考えられる。

一方で悪い評判もある。

悪い評判

  • チューターに関しては当たり外れが大きい。基本的に放任主義でサポートも期待できなかった。
  • チューターと相性が合わなくて、アドバイスを求めることはほとんど無かった。逆に河合塾が配る入試の資料だけで十分に感じた。
  • 気になったのがチューターの知識の偏り。話す内容が偏差値についてことばかりだった。
  • 医学部予備校よりは安いけど他の予備校より高い。
  • 生徒と講師のレベルが釣り合っていないように思える。通った校舎は生徒が騒がしい上にレベルが低かった。

特に目立つのはチューターに関しての評判だ。河合塾はチューターが多数在籍しているが、当たり外れは多いようだ。相性の良し悪しはもちろん、知識に関しても偏りが見られるという。他にも料金や生徒のレベルに関するネガティブ意見もあった。ただ、これは人それぞれの捉え方次第だろう。

主な合格実績

評判を見ると、河合塾は強みと弱みが明確に分かれている。しかし、合格実績は豊富なので、医学部志望なら入学を検討してみると良いだろう。例えば以下のような大学の合格実績がある。

国立

  • 旭川医科大学
  • 東北大学
  • 秋田大学
  • 名古屋大学
  • 京都大学

私立

  • 岩手医科大学
  • 東北医科薬科大学
  • 国際医療福祉大学
  • 昭和大学
  • 関西医科大学

合格者数はやや私立が多めだが、国立の難関医学部への合格実績もある。このため、難関校を目指す人にも最適な予備校といえるだろう。

それから、他の有名な予備校である駿台予備校の特色についても知っておくと比較することができて、より自分の意向に合った予備校を選べるだろう。ぜひチェックしておいて欲しい。