有名予備校に所属する社会講師【まとめ】

有名予備校に在籍する有名講師【社会編】

社会系の科目は重要度が低いが、何も対策をしないのは危険だ。得点率を下げる原因になるし、逆に他の科目で点を取らないといけなくなる。そのため、社会もある程度は学習しておくべきだろう。苦手な人もいると思うが、以下で紹介する著名な講師の授業を受けてみると良い。苦手な意識が薄れ、学力をアップさせることができる。

金谷俊一郎

https://www.youtube.com/watch?v=640U0r5Ai-k&t=4s

まず紹介するのが金谷俊一郎先生だ。師は東進予備校に在籍する講師で、主に日本史を教えている。歴史コメンテーターとしても名高く、様々なテレビに出演しながら各地をめぐり、歴史に関する講演会を実施している。マルチに活躍しているため、予備校の生徒どころか全国的な知名度を持つ。

師は忙しいながらも教鞭を執っているが、特に有名なのは表解板書だろう。これは師オリジナルの板書手法で、問題の重要なポイントを絞り、更に分かりやすく要約したものである。一般的な日本史の講師とは違い、乱雑に書き殴ったり不要な内容まで書いたりしない。本当に板書はシンプルなのだ。

逆にこのシンプルさが受け、多くの生徒から厚い信頼を得ている。ノートも取りやすいため、話に集中できることもメリットだ。チョークの色は使い分けるが、数色に留まるため分かりやすい。逆にシンプル過ぎるともいえるが、無闇にチョークを使い分ける講師よりも良いだろう。師の授業を受ける時は、マーカーやペンが3~4色もあれば十分だ。

また、師の表解板書は参考書としても売られている。名人の演習シリーズの「日本史B表解演習書」などだ。もし表解板書が気になる人は、まずは手にとってみてほしい。一通りチェックすることで、師の授業をより深く理解できるようになる。ただ、他にも様々な参考書を出しているので、チェックしてみてはいかがだろうか。

須藤良

次に紹介するのが須藤良先生だ。師は駿台予備校に在籍し、世界史の講義を行っている。授業スタイルはとてもオーソドックスで、奇をてらった板書もなければ、授業のスピードが速いわけでもない。そのため、初めて授業を受けた時は印象にも残らないだろう。

しかし、内容自体は非常に密である。特に人物の解説の評価が高く、歴史上の人物の性格にスポットを当てたり、人間関係を掘り下げたりなど、他の講師とは違った話を聞けるのが面白い。西洋史だけでなく、アジアやアフリカの歴史など、幅広く教えてくれる。授業はいつも師オリジナルのプリントを絡めて行うが、通常より分かりやすいと評価されている。

なお、時にはその人物になりきることもあるが、このパフォーマンスも有名である。授業中に雑談を挟むことも多く、生徒が飽きないよう配慮している点も師の魅力だ。逆にみっちり講義を受けたい人には合わないかもしれない。

氏が携わった参考書も様々あるが、特に「世界史総整理」シリーズが有名だ。アジア・アフリカ編、欧米編や現代編といったように、地域や時代によって分けられている。入試に必須の用語や知識が網羅されているので、世界史を強化したい人におすすめだ。

井上宏昭

最後に紹介するのが井上宏昭先生だ。師は駿台予備校に在籍しており、地理の授業を行っている。師の授業は板書が整然としていて、授業を受けた人の間では見やすい・きれいと評判だ。まるで参考書に出てくるような見やすさで、自分の取ったノート自体が参考書になる、と評価されている。

時にはプリントを用いて授業を行うが、板書で補いきれない知識の補完に使われる。他にも海外のお札をまとめたファイルや、珍しいものを参考資料として持ってくる場合もある。こうした貴重品をお目にかかれる機会はそうそう無い。

ちなみに師のトークも面白いと好評で、生徒の出席率も非常に高い。自分の体験談を絡めながら授業を行うからだ。地理の授業は退屈になりがちだが、師の授業なら最後まで飽きずに済むだろう。